Interview Vol.30

株式会社UPSIDER

カード事業部 マーケティング責任者

上杉 桃子

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    簡単な自己紹介(+事業紹介)

    • 簡単な事業紹介や自己紹介をお願いできますでしょうか。

      自己紹介:
      前職はZUUで3年ほどメディア統括や経営企画等を担当しておりました。1年半ほど前に株式会社UPSIDERに入社し、現在はマーケティングを担当しています。マーケティングとしては、デジタルマーケティング、タクシー広告をはじめとしたOOH広告などにも配信し、イベント・展示会への出展なども行っています。

      事業紹介:
      2018年に設立した会社で、今期で6期目を迎えます。事業としては法人カードの「UPSIDER」と決済サービスの「支払い.com」の両軸で展開していて、カード事業は3年、支払い.com は1年半を迎え急成長を見せています。
      今回出稿させていただいたのは「UPSIDERカード」で、現在25,000社に導入いただき、最大10億円の限度額、カード発行も無料、ポイント還元も1.0%以上というところが特徴です。UI・UXも使いやすさにこだわっており、新しい世代の法人カードとなっております。

      私達は「挑戦者を応援する世界的な金融プラットフォームを作る」というミッションを掲げ、事業を運営しております。すでに、UPSIDER CoworkerやUPSIDER Capitalといった、業務効率化や金融事業にも展開していくことも発表しております。今後もスタートアップや挑戦したい方を応援するための金融プラットフォームとして、さらにお客様に価値をお返ししていきたいと考えています。

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    Tokyo Primeを実施されたきっかけについて

    • Tokyo Primeをどのようにお知りになられましたか。

      もともと、知り合いに別のタクシー広告の出稿を紹介いただいたのがきっかけで、Tokyo Prime様へも出稿を検討をしました。最初は他社が展開しているタクシー広告に掲載しましたが、結果として弊社の商材とタクシー広告との相性がマッチしていることが分かったので、よりリーチできる対象範囲の広いTokyo Primeへも出稿できないかとお問い合わせさせていただきました。

    • 比較検討はしましたか。

      全国規模での認知拡大ができるという、リーチ部分での比較は行いました。

    • お取り組みを決断されたポイントを教えてください。

      UPSIDERの導入を決定するのは、多くが企業における経営層や役職者であること、またタイムパフォーマンスを重視するようなスピード感を持って事業を運営されている企業の方です。このようなターゲットの方に絞って広告を掲載することができるのであれば、効果も高いのではと思ったので出稿を決めました。タクシーサイネージメディアは、テレビCMなどよりはリーチできる方の数は少ないですが、前述したようなターゲットにリーチできる確率は比較的高いと考えており、タクシーに乗車中に情報を効率よく認知いただけるということも決め手の一つです。

      その中でもTokyo Prime は、配車アプリのGOの成長が著しいことや、特にサイネージ設置台数が国内最大で、都内だけではなく全国規模で広告の掲載が可能であることを魅力に感じました。今後、UPSIDERの認知を全国規模で獲得していきたいという目的にあっていると考え、選ばせていただきました。

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    Tokyo Primeで実施した広告の概要について

    • 実施前の課題を教えてください。

      実は、私が入社した際は社内にマーケティング担当者がおらず、基本的にスタートアップ企業様間でのクチコミでご利用いただいている状況でした。それでも多くの企業様から問い合わせをいただいていたのですが、さらにここからアクセルを踏んでいかなければならないフェーズという認識をしておりました。
      そこで更なる認知拡大のための方法を探している中で、タクシー広告という選択肢に行き当たりました。

    • 具体的な出稿目的や狙いを教えてください。

      タクシーに乗車するような全国の経営者層の方に対して、UPSIDERという法人カードの認知を獲得することを目的にしていました。
      基本的には指名検索数やサイト流入数がどのくらい上昇するかで評価をしていましたが、比例して問い合わせや申込数についてももちろんモニタリングを行っていました。

    • 出稿期間を教えてください。

      一週間です。その後も間を空けて、一週間程度の放映を何度か実施いたしました。

    • 出稿時のKPIを教えてください。

      指名検索数、流入数、リード獲得数をKPIとして設定していました。

    • 導入における効果を教えてください。

      定量面:指名検索数や流入数は、通常時から40%ほどアップし、1.4倍程度に増えました。
      結果としてリード獲得単価は見込み通り着地できました。

      定性面:
      タクシー以外の媒体にももちろん同時に出稿を行っていました。主にGoogleやYahoo!のリスティング広告、Facebook等です。タッチポイントが増えた結果として実際にお申し込みいただく方も多かったように思います。「タクシーで見ました、色々考えられているいい設計ですね」とX(旧Twitter)や商談の場で反応もいただけました。

    • 実施してみて気づいたこと、おすすめポイントがあれば教えてください。

      やはりタクシーに乗車しているユーザー層とマッチしていると感じましたし、スタートアップ経営者の認知率が更に上がったと実感しました。こちらは事後に行った認知度調査の結果にも現れています。
      意思決定者層に認知を広げたいと思っている企業様にとっては、非常に効率的な媒体だと思いました。

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    期待していること

    • 今後期待していることなど。

      視聴される方のペルソナをより正確に知ることができれば、よりターゲットを絞ったクリエイティブの配信や効果測定ができるようになると感じますが、もちろん難しいとも思っています。Tokyo Primeは質の高いメディアとしてタクシーを利用される方にも支持されていると思いますので、ユーザーの体験の質を担保しながら効果的にアプローチができるメニューの開発に期待しています。