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タクシー広告は「出して終わり」じゃない。ウィルゲート吉岡氏が語る、認知を売上に変える導線設計

株式会社ウィルゲート

業種:

ITサービス

規模:

101~500 人

出稿期間とメニュー:

・2026年5月18日週・6月29日週/シートベルト

インタビューイー:

吉岡 諒 (株式会社ウィルゲート 専務取締役 共同創業者 ※写真右)土井 健 (ohpner株式会社 代表取締役 ※写真左)

課題:

・コスパ良く「決裁者」へファーストインパクトを与えたい
・CPA(獲得単価)を抑えつつ、問い合わせ増加と対面営業の加速を図りたい

成果:

・問い合わせ単価(CPA)13万円を達成し、リスティング広告費を月350万円(年間4,000万円超)削減
・紹介経由の問い合わせが月約30件へ急増し、Web問い合わせ数が平常時の約2倍に拡大
・ 「今朝タクシーで見た」というリアルな声をきっかけに、対面現場で即座に商談化する流れを構築

簡単な自己紹介(+事業紹介)

・簡単な事業紹介や自己紹介をお願いできますでしょうか。

株式会社ウィルゲート 専務取締役 共同創業者 吉岡 諒 様

2026年6月で創業20周年を迎えました。主な事業はIT・ベンチャーに特化したM&A仲介事業「ウィルゲートM&A」(成約実績90組超え ※2026年8月時点)、もう一つは「TACT SEO」などのAIマーケティング事業(LLMO・AIOコンサルティング)を展開しています。

ohpner株式会社 代表取締役 土井 健 様

オフライン広告領域(タクシー広告、モビリティ広告 、ビジネス対談番組『BizPot』 )において、広告代理店事業および自社メディア事業を展開し、企業の成長支援を行っています。


■ シートベルト着用啓発動画を実施されたきっかけについて

・シートベルト着用啓発動画をどのようにお知りになりましたか。

吉岡様:
代理店であるohpner様より定期的に媒体資料や新しい枠のご案内をいただいている中で、シートベルト着用啓発動画をご紹介いただき、乗車直後に安価に露出ができる点に興味を持ったことがきっかけです。

土井様:
クライアントの認知・興味関心を効果的に獲得できる新しい手立て・媒体枠としてキャッチアップし、ご提案をしました。


■ シートベルト着用啓発動画について

・実施前の課題を教えてください。

吉岡様:
タクシーメディアにおいて、安価な動画配信を試みた場合、乗車後一定時間(10分程度)経過してから再生される枠となるため、乗車前半にインパクトを与えにくい点や、出稿単価とのバランス調整が難しいと考えていました。

土井様:
 15秒(うち5秒はシートベルト着用啓発)という短尺枠において、単に広告を流すだけでは認知やベネフィットが伝わりきらず、効果が薄れてしまう懸念がありました。

・具体的な出稿目的や狙いを教えてください。

吉岡様:
一番の狙いは、「吉岡に連絡してみよう」と思ってもらうきっかけづくりです。これまでのタクシー広告やSNSを通じて、「ウィルゲートの吉岡」はある程度覚えていただいていました。そのうえで、私が鈴木亜美さんのファンであることも以前から公言していたので、その鈴木亜美さんがシートベルト枠に登場すれば「吉岡さん、夢叶えたんだ」と話題になり、声をかけるきっかけが生まれる。これまでの活動の文脈を活かしたクリエイティブにしたかったんです。

土井様:
 乗客の関心度(ファネルの上から少し下まで)に合わせて、乗車直後のファーストインパクトから興味関心へ引き込む仕掛けを作ることを意識してご提案をしました。

・出稿期間・出稿タイミングの背景を教えてください。

吉岡様:
 2026年5月18日週、6月29日週にてシートベルト着用啓発動画への出稿を実施しました。主に「IVS」や「ICC」といった大型スタートアップイベントの開催時期(5月〜6月頃)や、タクシー乗車率が高まる真夏日・年末年始のタイミングを狙って出稿しています。

土井様:
乗車率が上がる真夏日や年末年始はもちろん狙い目ですが、それだけで決めるわけではありません。ターゲット自身の利用が増える時期か、競合が出稿を控えて相対的に届きやすくなる時期か、といった要素を複合的に見て設計するのがおすすめです。
たとえばウィルゲートさんのように経営者がターゲットなら、年末年始は相性がいい。一般的なBtoB商材は仕事モードではないと避けがちですが、経営者はむしろ来年のことを考えている時期なんです。また、出稿期間も実施するメニューと認知の目的によって推奨が変わってきます。

・出稿時のKPIを教えてください。

吉岡様:
以下を指標としてKPIに設定しています。
Web・広告経由の各種数値:リスティング広告のCPA改善、ブランド指名検索によるオーガニック問い合わせ数。
直接導線・SNS:代表個人SNSへの直接問い合わせ件数、投稿に対するエンゲージメント数(いいね数・コメント数)。
紹介・口コミ:知人・既存顧客からの「見たよ」という直接連絡数および紹介件数。

土井様:
媒体ごとの役割に応じた認知度向上、および定着・問い合わせへの波及効果をKPI指標として設定しています。

・導入における効果を教えてください。

吉岡様:
 下記の効果を実感することができました。

  【定量面】

  • 問い合わせ獲得単価(CPA):リスティング広告(15万円前後/件)を下回る1問い合わせあたり13万円を達成。

  • 紹介案件の急増:月間約100件の問い合わせのうち、約30件が紹介経由に。

  • 広告費の削減:紹介案件の増加に伴い、リスティング広告費を月500万円から150万円へと月350万円(年間4,000万円超)削減することに成功。

  • ブランド認知:平常時に比べ、サービスサイトからの問い合わせ数が約2倍に増加。SNS投稿でも通常の数倍(500件規模)の「いいね」を獲得。

    【定性面】

  • イベントやゴルフコンペの場などで「朝タクシーで見た」と声をかけられ、出会って数秒でM&Aの商談・相談に発展するケースが続出。

  • 過去の継続出稿による認知の蓄積と相まって「M&AやITで今調子が良さそうな会社」という強力なブランドイメージ・第一想起を確立。

・(出稿方法やメニュー、クリエイティブに関して)工夫した点や取り組みで気づいた点があれば教えてください。

吉岡様:
長年SNS等で発言してきた文脈のあるタレント(鈴木亜美さん)を起用し、話題性の最大化を目指しました。
受け皿(導線)の整備:タクシーメディア内には直接のフォームがないため、Webサイトのトップページや名刺、SNS、Meta広告までデザインや顔出しのトーンを統一し、迷わず連絡ができる導線を設計しています。

土井様:
枠の組み合わせ(アロケーション):認知に振り切ったシートベルト着用啓発動画単体で終わらせず、ベネフィットを深く伝える「コンテンツ枠」や他媒体と組み合わせて相乗効果を生み出す設計を実施することがおすすめです。

・実施してみて気づいたこと、おすすめポイントがあれば教えてください。

吉岡様:
タクシーメディアは単体で完結させるのではなく、「認知を獲得し、SNSや紹介で刈り取る」という一連の仕掛け(二次利用・二次拡散)とセットで運用することが成功の本質だと感じました。過去の出稿の蓄積(積立効果)があるからこそ、短尺のシートベルト着用啓発動画でも高い残存効果を発揮できます。この積み重ねが大事だと考えています。

土井様:
10秒〜15秒の短尺枠であっても、役割を明確に分けて設計することで「あっと思わせる」フックになり、大きなマーケティング成果に貢献できると考えています。


■ 検討している人に知ってほしいこと

吉岡様:
 クリエイティブ制作費と媒体費のバランス:クリエイティブ制作費に予算を割きすぎて放映回数(媒体費)が少なくなってしまうと回収できないため、複数回しっかり打てる予算配分(アロケーション)が重要だと考えます。
 代理店選び:自社の成果に向けて単なる枠売りではなく、ohpner様のような効果的なクリエイティブやPDCAの提案をしてくれるパートナーを選ぶべきです。

土井様:
まず、事前の覚悟と予算が重要です。タクシー広告で成果を出すには、数百万円で単発的に試すのではなく、数千万円規模の予算を用意して、しっかり狼煙を上げてやり切る必要があると考えています。
とはいえ、予算が数百万円でも打てる手はあります。まずは気軽にご相談いただければと思います。


【インタビュー企業様】

■ 株式会社ウィルゲート(https://www.willgate.co.jp/)
2006年設立。SEO支援ツール「TACT SEO」などを活用したSEO支援や、AI技術を駆使した記事作成サービスなどコンテンツマーケティング事業とベンチャー・IT領域に強くM&A仲介の「ウィルゲートM&A」を展開。売却前の企業価値向上やM&A成立後のグロース支援まで包括的にサポートする「ネオM&A仲介会社」を目指し活動している。

■ ohpner株式会社(https://ohpner.com/)
タクシー広告、モビリティ広告(アドトラック)、エレベーター広告、交通広告など、幅広いオフライン広告を取り扱っています。既存媒体を取り扱うだけでなく、自社での媒体開発にも取り組んでいるため、媒体特性や掲出環境、クリエイティブの見せ方まで踏み込んだ知見を蓄積しています。
こうした知見を活かし、企業の課題や目的に応じた媒体選定から企画、クリエイティブ、実施まで一貫して支援。オフライン広告の効果を最大限に引き出すプロモーションをご提案します。

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